チマヨブランケットの魅力
怒涛のヴィンテージブームが続いている昨今。
その熱は若者から原宿ヴィンテージブームを経験した40~60代まで幅広い年齢層へと広がっています。
古着屋を巡ったり雑誌を読み漁った昔とは違い(年齢ばれる)今ではInstagramやYouTubeなどのSNSで簡単に情報を得ることができる本当に便利な世の中になりました。
今回は原宿ヴィンテージブームの火付け役の1つとなった「チマヨブランケット」について記事にしましたので、よければご一読ください。
チマヨブランケットとは
チマヨブランケットとはアメリカのニューメキシコ州サンタフェから北東へ約38kmの位置にある「チマヨ村」で織られたブランケットの総称で、多数の幾何学図形を組み合わせて上下左右に対照的なひし形の様なデザインが代表的な特徴です。
その歴史は古く、17世紀後半から18世紀初頭にかけて、現在のメキシコから北上してきたスペイン開拓者たちによって作られた村です。
生活の厳しい辺境の地で自給自足は必然なことでした。衣類や毛布・敷物などを作る機織り(はたおり)とそれらの材料を作る牧羊・紡績技術を代々伝えていくことは彼らにとって大切なことでした。
その開拓者の中にいたのが、今も人気の高い「ORTEGA’S(オルテガ)」の初代ガブリエル・オルテガです。
「ORTEGA’S(オルテガ)」「TRUJILLO’S(トルフィリオス)」「CENTINELLA(センチネラ)」の老舗ウェービングショップは三代御三家とされています。
1885年、チマヨの南西約24km辺りに鉄道が敷かれ物事が急速に変化します。
アメリカ東部の人々により多種多様な生活用品が持ち込まれ、逆にアメリカ先住民が作った壺やチマヨブランケットをアメリカ東部の人々が持ち帰り、その魅力が一気に広まっていきます。
第二次大戦後、拡大し続けるニーズに対して、彼らが織り上げたブランケットを使ったバッグやコート・ジャケット・ベストなどを商品化し、チマヨ村はチマヨ専門店として多くの人々に知られることになります。
物の価値の区切りとなっている第二次大戦。
分かりやすいのはリーバイスではないでしょうか。大戦前と以降では価格が全く違います。
もちろん、現存数が少ないというのが前提ですが、悪いことしかない戦争がヴィンテージの価値を左右する1つの要素となっていると思うとアパレル業界に身を置く立場としてはやりきれなさがあります。。。
話は戻って!
少し前までは取り扱っているショップを多く見たチマヨベストやジャケットですが、少なくなっているのが現状。。。特にヴィンテージとなると探すのは至難の業です。
・・・と思いきや!ありました!!!場所は東京代官山!!!!!
東京代官山「BUFFALO AND BRIDGE」
東急東横線「代官山駅」から徒歩約7分、JR山手線「恵比寿駅」から徒歩約10分の位置にある「BUFFALO AND BRIDGE」。
旧き良きアメリカカントリーからインスパイアされた店内には、伝統的な漉くい縫いという手法で全て手作業で生み出されたビーズワークバッグや、北海道に生息するエゾシカの角を使ったシャンデリアやランプが所狭しと並んでいます。
その中の1つにヴィンテージチマヨブランケットをジャケットやコートに作り替える「EARTH SPIRIT」の商品があります。
ブラックをベースとした力強いパターンが印象的なジャケット。1930年代ブランケットを使用。
同じく1930年代ブランケットを使用したジャケット。発色の良い赤をベースに背中にはインディアンの大切なモチーフの1つ「サンダーバード」が織られています。
これも1930年代。少し紫っぽいブルーがベースのロングコート。レディースサイズ
1930年~40年代のブランケットやジャケット・コートから現行オルテガのブランケットやバッグ・クッションや現行のトルフィリオスのジャケットなんかもあります。
今はなき「ガンズクラフト」のチマヨベストなんかも・・・
BUFFALO AND BRIDGEはオーナーの意向もありオンラインショップはやっておらず情報発信はInstagramのみ。
気になる方は是非お店まで足を運んでいただきたい。
便利になった情報社会の中、そういった不便を楽しみにするのも一興ではないでしょうか?
昔、古着屋を回って自分だけの唯一無二を掘り出し喜びを知る方々には特に。
それでは、また。
YOKOHAMA JUNCTION 河合
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