これを知らずしてフレンチワークは語れない!フランス産まれの”あいつ”

《フレンチヴィンテージの魅力》

フレンチヴィンテージの王道として今なお高い人気を誇る「モールスキンジャケット」。

モグラの皮(Moleskin)に似た独特の質感、着込むほどに増す経年変化(エイジング)など、古着好きを魅了してやまない魅力を徹底解説します。

▼ 目次

  1. モールスキンジャケットとは?生地の特徴と魅力

  2. 【年代別】タグ・襟・縫製で見分けるディテール解説

  3. 知っておきたいフレンチワークブランド

  4. 青だけじゃない黒のモールスキンジャケット

  5. 現在取り扱い中のフレンチワーク・ミリタリー一覧

現在入荷中のフレンチワーク・デッドストック商品はこちら希少なフランス軍・ワークウェアアイテムを多数取り揃えています。

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1.モールスキンジャケットとは?生地の特徴と魅力1940-50年代アドルフラフォンのモールスキンジャケット

モールスキンジャケットは、主に鉱山で働く炭鉱夫が着用していました。

モールスキンは、横朱子織(よこしゅすおり)という技法で、細い糸を高密に織ることで、しなやかな風合いとなりシルクの様な光沢を帯びます。

過酷な作業にも耐えられる耐久性の高いのも特徴です。

モールスキンの由来は、地下に潜って作業する姿から「mole(モグラ)」の「skin(肌)」と名付けられました。

着用と洗いを繰り返すことで、アタリが出たりフェード(退色)したりと、自分だけの一着に育てる楽しさがあります。

2. 【年代別】襟・パッチポケットで見分けるディテール解説

ヴィンテージモールスキンは、年代によってディテールが異なります。

年代 襟(カラー)の特徴 パッチポケット仕様
1940年代以前 尖った形状(丸みが強いものも) 手縫い箇所が多く、Vヘムポケット
1950年代 丸みのある大きな襟 水平ラインに補強布
1960年代以降 現代的な小さめの襟 平行ステッチ、ポリエステル混紡が登場


1940年代

1940年代のモールスキンジャケットの襟は、先端がやや尖った物が多く、パッチポケットはV字の補強布の仕様になります。

1950年代

1950年代に入ると全体的に丸みのある大きな襟へと変化し、パッチポケットは水平ラインの補強布へと変わります。

1960年代

1960年代は、現代的な小さめの襟になって、パッチポケットは平行ステッチのみの仕様になります。

1940-50年代アドルフラフォンのモールスキンジャケット

アメリカのワークウェアはメタルボタンが多く使われるのに対して、フランスのモールスキンジャケットは樹脂製ボタンが使われています

理由は火を扱う炭鉱作業だったので、ボタンが熱くなりにくい樹脂や骨・木が使われていました

3. 知っておきたいフレンチワークブランド

LE MONT ST MICHEL(ル・モンサンミッシェル)

 1913年創業、フレンチヴィンテージにおいて最高峰の知名度と価値を誇る名門ブランド。モン・サン・ミッシェル寺院が描かれた刺繍タグが象徴的で、密度の高い極上のモールスキン生地は芸術品と称されます。

Adolphe Lafont(アドルフ・ラフォン)

 1844年創業のフランスを代表する老舗ワークウェアブランド。フレンチワークの代名詞的存在であり、立体的な仕立てと丈夫なモールスキン生地は今なおヴィンテージ市場で圧倒的な人気を誇ります。

BOTTON LE CABLÉ(ボトン・ル・カブレ)

 フランス東部ヴィルフランシュを拠点としていた希少なワークウェアメーカー。堅牢で美しい染めのモールスキンやツイル地を手がけ、玄人好みのヴィンテージファンに愛されています。

LE SANS RIVAL(ル・サン・リヴァル)

「ライバルが存在しない(無敵)」を意味する名を掲げたフレンチワークブランド。その名の通り高品質な生地と丁寧な縫製が特徴で、ヴィンテージ市場でも滅多に見かけないコレクターズアイテムです。

LE CROISIC(ル・クロワジック)

フランス北西部ブルターニュ地方の港町名を冠したとされるワーク・マリンウェアブランド。厳しい環境に耐えうる堅牢な作りと、洗練されたフレンチワークらしい美しいシルエットが魅力です。

ROBERT BROUSSE(ロバート・ブルース)

フランス国内で展開されていたローカルなワークウェアメーカー。黄色の刺繍ロゴが映えるタグが特徴的で、当時の実用性に特化した無骨で味わい深いワークウエアを生み出していました。

OKOK(オコー)

フランスの国鳥である雄鶏(ニワトリ)のピスネーム・刺繍タグが目を引くビンテージブランド。フランスらしい鮮やかなインディゴブルーやインクブルーのワークジャケットを多く残しています。

4. 青だけじゃない黒のモールスキンジャケット

これまでのモールスキンジャケットは、フランスのナショナルカラーを象徴するブルーでしたが、これは真逆のブラックモールスキン

1950-60’sブラックモールスキンジャケット

油などで汚れが目立たないカラーとしてピンポイントで作られていたのではないかとされていて、極端に生産数が少ないため滅多に市場に出ない名品。

そういわれると、欲しくなるのが人間の性。球数が少ないのに人気がどんどん上がるので価格が高騰しています。

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5.現在取り扱い中のフレンチワーク・ミリタリー一覧

現在入荷中のフレンチワーク・デッドストック商品はこちら希少なフランス軍・ワークウェアアイテムを多数取り揃えています。

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と、YOKOHAMA JUNCTIONで取り扱っているモールスキンジャケットだけでもこれだけ語れるフレンチヴィンテージの魅力に、どんどん引き込まれている今日この頃です。

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それでは、また。

YOKOHAMA JUNCTION 河合